2024-08-27 HaiPress
ホームドアの整備促進策を検討する協議会であいさつする小池百合子知事(中央)=都庁で
東京都は鉄道駅のホームドアの整備促進策を検討する協議会を新設した。都内では地下鉄を除く駅で整備率が低く、早期の整備に向けて官民が連携して取り組む。23日に都庁であった初会合には都やJR東日本、東京メトロなど鉄道10事業者と国土交通省などの関係者が出席した。
都によると、都営地下鉄は全106駅でホームドアの設置が完了し、都内の地下鉄では来年度までに整備率が100%になる見込み。一方、都内のJRや私鉄駅の整備率は35%にとどまっており、転落事故の一因となっている。都は2030年度までに6割の設置を目標に掲げている。
会合は、冒頭を除き非公開で行われた。小池百合子知事は「鉄道事業者と行政と、官民一体となって、知恵を出し合って設置を促進したい」とあいさつ。担当課によると、幅が狭いホームへの設置や財源、深夜の工事にあたる人手確保などの課題と、各社の取り組み状況が共有されたという。
7月の都知事選で、小池知事はホームドア設置を加速させるための協議会創設を公約に掲げていた。(奥野斐)
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