2024-09-17 HaiPress
れんが造り風の壁がオシャレなバーの雰囲気を醸し出す…が、ここはすし店。「ギャップがいいんです」と社長の斎藤浩司さんは笑う。「神保町すしわさび」=写真(上)=は2021年10月にオープン以来、ランチ時に行列ができる人気店。看板メニューは「わさびのバラちらし」(1300円)=写真(下)。「平日のみ、この店だけで月に1500食は出ます」というほど突出した売れ行きを誇る。
サーモン、マグロ、白身、ゲソなど10種類の海鮮をこんもりと盛り、「映え」を意識した見た目はインパクト十分。ねっとりとしてとろけるようなサーモンを中心に、キュイッ、シャキッとゲソやキュウリが食感で彩る。器は小さめなので楽勝かと思いきや、予想以上のボリュームだった。聞けば、シャリ250グラム、ネタ250グラムの計500グラムもあるという。男性でも食べ残す人がいるとか。
コロナ禍でも店が入居するビルや周辺ワーカーの胃袋を支える気概で続けてきた。「おなかいっぱいになってもらいたい」思いがこのメニューの根底にある。
もともと系列にすし店があり、海鮮の仕入れには自信あり。米、すし酢、だし醬油(じょうゆ)も独自配合にこだわった。社長が信じる「皆が好きな味」で提供する。今年は「東京ドームシティ」(東京都文京区)と立川市にもオープンし、さらに広がりを見せている。
すしだけでなく、自家製ツナを挟んだツナサンドもオススメ。「すし店でサンドイッチが出てくるのもギャップでしょ」と斎藤社長はまたニヤリと笑った。(さりあ)
東京都千代田区神田錦町3の22テラススクエア1階。11時半~14時半(ラストオーダー14時)、17時半~23時(同フード22時、ドリンク22時半)。土日祝休。(電)03・6275・0661(14時~22時)
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