2024-10-28 HaiPress
衆院選は27日に投開票され、東京4区では自民前職でデジタル相の平将明さん(57)が野党候補の新人や元職ら4人を破り、7回目の当選を確実にした。
当選確実の報道を受け、支援者らに頭を下げる平将明さん(中央)=27日夜、東京都大田区で(米田怜央撮影)
午後8時すぎ、大田区の選挙事務所でNHKの当選確実が伝えられると、拍手を送る支援者に向けて何度も頭を下げた。
「今までのように有権者の近くに行って握手をして触れあったりすることができない選挙になりました。また全国各地に応援に回る選挙でもありました。その間、区議や都議の皆さん、平チームの皆さんが私の留守に支えていただいて、きっちり選挙戦を戦ってくれた結果だと思っております」とあいさつ。「自民党の中で、石破政権の中で今後のさまざまな政策で、一つ一つ成果を出して、皆さんの期待に応えていきたい。また、20年目になります。初心に戻って政治家として仕事をしていきたいと思っております」と話した。
家業の青果仲卸会社を継ぎ、東京青年会議所理事長を経て自民入り。科学技術関連の政策と関わりが長く、新内閣ではデジタル相として初入閣した。選挙期間中は、国際的なハッカー集団らに対抗するためのサイバーセキュリティーの強化や、人工知能(AI)の活用を進めると訴えた。
党内では石破茂首相に近いとされる。新政権の支持率が低調な中で「良くも悪くも石破さんの影響は大きい」(陣営関係者)と分析。今回の選挙戦では閣僚として他候補の応援に回り、自らの街頭演説が減った。
ただ、与党の地元区議らはこれまでの選挙と同じように支援に入り、多くの業界団体の推薦も得た。知名度の高さは揺るがなかった。(米田怜央)
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