2024-11-12 HaiPress
店内でお気に入りの商品を持つ代表取締役の小西篤雄さん(左)とマネージャーの山口久美子さん=東京都目黒区で
おなじみのキャラメルを想像しながら試食したら、良い意味で裏切られた。甘いだけでなく、香ばしくて苦味も酸味もあったり、フルーツが溶け込んでいたり、液状だったり-。
「それでも見た目はどれも茶色なので、試食していただき、コミュニケーションしながら販売しています」と代表取締役の小西篤雄さん。
「CARAMELIFE(キャラメライフ)」はキャラメルペーストの専門店。「STANDARD」と、フルーツやスパイスを加えた「OTHERS」があり、STANDARDは「BASIC」(ソース状)と「BUTTER」(ペースト状)の2タイプが、それぞれに火入れ時間の違いで5種類、計10種類ある。OTHERSは通年販売の5種と期間限定の1種で、計6種類。総計16種類(取材時)がショーケースに並ぶ。これほどの数を用意できるのは「うちのプライドもあります」(小西さん)。
親会社は、大手食品会社などに向けて、調味料や甘味料などの開発・製造を行うメーカー。特にカラメルのトップランナーと知られ、派生して、キャラメルも幅広く扱っている。
初の一般消費者向け新規事業として2020年1月に開店したのがこの店だ。コロナ禍で試食販売できずに苦戦したが、今年からようやく本来の販売方法でファンを増やしている。特にプレゼント需要が高いそうだ。
売れ筋1位は「BUTTER MEDIUM」(Mサイズ860円)。香ばしいキャラメルにバターのコクを加えて焼き上げた中でも、焼き入れが5段階の中間で、甘さと苦みのバランスがちょうどいい。2位は「BASIC MEDIUM」(Mサイズ800円)。焼き入れは同じく中間だが、こちらは砂糖に生クリームを合わせて焼き、トロリとした液体に近く、料理にも使いやすい。3位は「LEMON」(Mサイズ860円)。浅く焼いたキャラメルにレモンを果皮ごと加えた。意外性が魅力で結婚式の引き出物に選ばれている。
売れ筋商品。左から1位のBUTTER MEDIUM、2位のBASIC MEDIUM、3位のLEMON
公式サイトでは、料理レシピも公開。カレーやビーフシチューなどの料理に活用できるそうだ。パンに塗るだけでなく、キャラメルを何と絡めるか、のアイデアも広がる。(村手久枝)
東京都目黒区自由が丘1の16の12。11~19時。水曜休。公式サイト(https://caramelife.jp/)のオンラインショップでも購入可。(電)03・6421・4800
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