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〈水紀行 首都圏を巡る〉(29)深大寺の湧水(東京都調布市) 緑豊かな水空間と城跡

2026-05-20 HaiPress

神代植物公園水生植物園。深大寺周辺の湧水が集まって湿地帯となった

5月に入り、気温が徐々に上がったせいか、気だるい日が増えた。奈良時代創建の古刹(こさつ)・深大寺(じんだいじ)に行きたくなった。武蔵野の雑木林の面影を残す緑豊かな土地に、国分寺崖線(がいせん)の湧水がつくるしっとりした水空間を味わえる。深大寺前までは、JR中央線三鷹駅や吉祥寺駅、京王線調布駅などからバスが出ている。

バス停からお土産屋や食堂でにぎわう参道から深大寺境内に入る。お参り後、山門から出て右手に行く。観光客が長蛇の列を作るそば店の前に亀島弁財天池がある。新緑には少し遅いが、みずみずしい緑に覆われている。池の中の小島に祠(ほこら)が佇(たたず)み、神秘的な雰囲気を醸し出している。山門から5分ほどで、深沙(じんじゃ)大王堂。裏手の国分寺崖線の下に小さな湧水池がある。

亀島弁財天池。深大寺山門から近い=東京都調布市で

山門まで戻り、左手に数分歩くと不動堂。すぐ近くに不動の滝があり、竜の顔をした流れ口から水が落ちる。

深大寺通りを渡ると、都立神代植物公園が管理する水生植物園。湧水が集まった湿地帯に木道が敷設されている。池や水路に、アシやオギなどの水生植物が生え、カキツバタやハナショウブな...

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