2026-07-13 HaiPress

屋根を支える三角形の骨組みが連続する礼拝堂の内部=いずれも千代田区で
千代田区富士見2丁目の富士見町教会は、JR飯田橋駅・西口改札口前の交差点近くにある。教会堂は、プロテスタントの教えを踏まえ、装飾を省いたシンプルな造り。地域の再開発に合わせて2013年に建て替えられた。

JR飯田橋駅の西口改札口前。手前にあるのが牛込見附の石垣。富士見町教会(左奥)の前に広場、右に高層ビルが立つ
2丁目は江戸城の外堀に沿うような格好で広がる。西口改札口前には、敵の侵入を見張った江戸城外郭門「牛込見附(うしごめみつけ)」の石垣が残り、令和の今は若者が行き交う。周辺に法政大や東京理科大のキャンパスがある。

教会について語る藤盛勇紀主任牧師。後ろにあるのが説教壇、その左に洗礼盤、右に聖餐卓が置かれている
再開発では高層ビル2棟が建ち、交差点の角にあった教会堂も、早稲田通り沿いに20メートルほどずれて新設された。かつて教会堂があった場所は広場となり「屋根の十字架が視界に入りやすくなった。以前は教会と気づかない方もいて…」と主任牧師の藤盛勇紀さん(63)。

二つの三角屋根が連なる富士見町教会
三角屋根が印象的な教会堂は高さ約26メートル。建物正面は巨大なガラス張りで、教会堂に入ると、夏の日差しが1階のエントランスホールに降り注ぐ。ガラス張りにしたのは、駅前広場との一体性を図り、教会はいつ、誰にでも開かれていると示すため。

教会堂の2階からJR飯田橋駅の西口の方向を見る。ガラス張りのエントランスに夏の日差しが降り注ぐ
2階の礼拝堂に案内される。正面に向かって、屋根を支える三角形の骨組みが続き、人間が一列に並んで合掌しているように見える。「地上ではなく、上の方に心を向けるというか」と藤盛さんは設計上の狙いを語る。

正面に説教壇があり、左に洗礼式の際に水を入れる洗礼盤、右に聖餐式(せいさんしき)でパンとぶどう酒を置く聖餐卓を設置。他にあるのはパイプオルガンと長椅子だけだ。イエス像も聖画もなく...
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