2026-07-23 HaiPress

攻守交代時、雄たけびを上げながらベンチに戻る関投手=神宮球場で
〈熱球譜〉
この日投じた100球目だった。
八回の先頭打者への初球。スライダーが真ん中に甘く入ってしまった。金属音が響き、白球が弧を描いて飛んでいく。それを見上げて心の中で「越えるな!」と必死に願う。だが、打球は無情にも左翼外野スタンドに飛び込んだ。
歓喜にわく相手ベンチを横目に、すぐさまグラブを数回、拍手のようにたたいて自分を鼓舞。マウンドの真ん中で大きく胸を開くいつものルーティン(動作)で、平常心を取り戻す。気持ちを切り替えた絶対的エースは、仲間の反撃を信じて懸命に腕を振り続けたが、届かず。最後の夏は終...
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